Anker Japanは「Anker PowerCore 10000」の一部、型番A1263について、国内販売分410,124台(約41万台)の自主回収を進めています。2026年7月3日には消費者庁・経済産業省から関連情報が改めて公表されましたが、メーカー名だけを見て心配する必要はありません。
まずは本体の型番とシリアルナンバーを確認しましょう。対象なら公式の回収手続き、対象外なら状態確認と正しい処分方法へ進めば、落ち着いて対応できます。
- 回収対象は「Anker PowerCore 10000」型番A1263のうち、2022年12月25日〜2025年10月21日に国内販売された410,124台(約41万台)
- 確認方法は本体の「SN:」から始まる16桁シリアルをAnker公式回収フォームに入力するだけ。対象なら無償交換
- 2026年6月29日時点の回収率は38.9%。約6割が未回収のため、まず手元の確認を
- 対象外でも一般ゴミには出せない。手放すときはメーカー・販売店・自治体の回収ルートへ
ニュースでモバイルバッテリーの回収って見たんだけど、うちのも対象なのかな……?
型番とシリアルナンバーを見れば1分で確認できるよ。順番にやってみよう。
まず、自分のモバイルバッテリーを確認する
今回の自主回収対象は「Anker PowerCore 10000」の型番A1263。判断の決め手は本体のシリアルナンバーです。
対象となる国内販売期間は、2022年12月25日から2025年10月21日までと案内されています。
ただし、A1263を持っているだけで、すべてが回収対象になるわけではありません。購入時期の記憶だけで判断せず、本体に記載されたシリアルナンバーを公式フォームで確認するのが確実です。
確認は次の手順で進めます。
- モバイルバッテリー本体の表示を確認する
- 「SN:」から始まる16桁のシリアルナンバーを探す
- ankerjapan.com内の公式回収受付フォームを開く
- シリアルナンバーを入力する
- 画面に表示された判定と案内を確認する
シリアルナンバーは小さく印字されていることがあります。見えにくい場合は、明るい場所で確認するか、スマートフォンで撮影して拡大すると入力しやすくなります。
Anker Japanの公式案内では、A1263のうちシリアルナンバーが8桁で表記されている製品は、今回の対象期間より前に販売されたものであり、今回の回収対象外とされています。
| 本体の表示 | 今回のA1263回収 |
|---|---|
| 「SN:」から始まる16桁 | 公式回収フォームで対象確認 |
| A1263で8桁表記 | 今回のA1263回収の対象外 |
Ankerでは過去に、A1647やA1642などを含む別製品でも自主回収が行われています。型番を確認することは大切ですが、同じ型番でも対象範囲が分かれることがあるため、最終的にはメーカー公式の案内に沿ってシリアルナンバーまで確認しましょう。
対象だったら:使用をやめて、無償交換へ
公式フォームで対象と判定されたら、使用と充電をやめて回収を申し込むだけです。交換は無償です。
手続きの基本的な流れは次のとおりです。
- 対象製品の使用をやめる
- 公式回収受付フォームから申し込む
- Ankerから回収キットを受け取る
- 同封された案内に従って返送する
- 無償交換を受ける
一般ゴミには入れず、返送までの取り扱いを含めて、申し込み時に表示される最新の公式案内に従ってください。
この自主回収については、2025年10月に経済産業省が行政指導を行っています。また、2026年5月18日と5月25日には宿泊施設などで対象製品による火災が計2件発生し、消費者庁が2026年7月3日に公表しました。公表情報
事故の情報だけを見て不安を広げるのではなく、手元に対象製品があるか確認し、該当すれば回収へ進むことが大切です。
2026年7月20日時点で確認できる最新の公表値では、2026年6月29日時点の回収率は38.9%です。対象台数は410,124台で、単純計算では約6割が未回収ですが、未回収品のすべてが現在も使用されているとは限りません。
Anker Japanは、対象確認フォーム、回収キット、無償交換、回収状況の情報公開まで用意しています。対象者が公式ルートで手続きを進めやすい回収対応になっています。
Anker Japanの製品回収情報一覧と経済産業省のリコール情報を2026年7月20日時点で確認した範囲では、A1263の公表後にAnkerのモバイルバッテリーを対象とする新たな大型回収は追加されていません。既存回収の対象拡大や回収率は今後も更新される可能性があります。
回収対応そのものは誠実に整えられているよ。だからこそ、確認だけでも早めに済ませておこう。
対象外でも:ときどきチェックしたい3つのサイン
リコール対象外でも、使い続ける間は本体の状態をときどき確認しましょう。見るのは3点だけです。
- 本体の膨らみ:外装が膨らんでいる、形が変わっているなど、以前と違う状態がないか確認します。
- 普段と違う発熱:使用中や充電中に、これまでとは明らかに違う熱さを感じないか確認します。
- 充電の異常:充電が途中で止まる、正常に充電できないなど、動作に異常がないか確認します。
こうした変化を感じた場合は、繰り返し充電して様子を見るのではなく、使用をやめてメーカーや販売店へ相談してください。自己判断で一般ゴミに出さず、案内された回収方法を確認しましょう。
安全な処分方法
モバイルバッテリーは自治体の一般ゴミとして出す製品ではありません。回収ルートを使います。
充電式電池を内蔵しているため、メーカーや販売事業者などが案内する回収ルートを利用します。
2026年4月から、改正資源有効利用促進法により、モバイルバッテリーは「指定再資源化製品」になりました。メーカーや販売事業者には回収が義務付けられています。制度
手放すときは、次の順で回収先を探すと迷いにくくなります。
- リコール対象なら、メーカー指定の回収手続きを利用する
- 対象外なら、製造メーカーの回収案内を確認する
- 購入店や家電量販店の回収窓口を確認する
- 自治体公式サイトで、モバイルバッテリーや充電式電池の案内を探す
回収できる製品や受付条件は、メーカーや店舗によって異なります。回収ボックスがある場合でも、持ち込む前に対象製品や受付方法を確認しておきましょう。
自治体の案内を探す場合は、「自治体名 モバイルバッテリー 回収」や「自治体名 充電式電池 処分」などで検索すると見つけやすくなります。
買い替えるなら:安全重視の選び方
買い替えの基本は「候補の型番がリコール対象になっていないか」を先に確認してから選ぶことです。
そのうえで、次の点を確認します。
- PSEマークが表示されている
- メーカー名と型番を確認できる
- 販売元や問い合わせ先が明記されている
- 保証内容や不具合時の連絡方法が分かる
- 公式サイトや信頼できる販売店から購入できる
- 容量や出力が、自分のスマートフォンや使い方に合っている
- 販売元、型番、問い合わせ先、保証内容を確認できない製品は避ける
PSEマークは選ぶ際の基本条件ですが、表示があれば将来の不具合が一切起きないという意味ではありません。購入後に確認しやすいよう、製品の箱や注文履歴、型番が分かる情報を残しておくと安心です。
メーカーの国籍や知名度だけで判断せず、製品表示、販売元、問い合わせ先、保証、回収体制をまとめて確認しましょう。容量や出力の選び方はモバイルバッテリーの選び方で、価格帯ごとの比較はモバイルバッテリー比較で詳しく整理しています。
ここからは、上のチェックリストを満たす現行モデルの例を3つ紹介します。いずれも今回の回収対象(A1263)とは別の製品です。
どれを選ぶにしても、「型番をリコール検索してから買う」をクセにすればいいんだね。
リコール情報はどこで見られる?
リコール情報は経済産業省・消費者庁・メーカー公式の3か所で確認できます。
- 経済産業省 製品安全ガイド(リコール情報)
- 消費者庁 リコール情報サイト
- 製造メーカーの公式サイト(今回の例:Anker Japan 回収受付ページ)
検索するときは、「メーカー名 製品名 型番 リコール」と組み合わせると探しやすくなります。
リコール対象の範囲、回収率、交換方法、受付期間などは更新される可能性があります。この記事に記載した回収率は2026年7月時点の情報であり、実際に確認や申し込みをするときは、メーカー公式サイトの最新案内を優先してください。
モバイルバッテリーのリコールは、必要以上に怖がるのではなく、型番とシリアルナンバーを確認することが第一歩です。対象なら公式回収へ進み、対象外でも状態を確認しながら使い、手放すときは正しい回収先を選びましょう。







