OpenAIが、ChatGPTの「5時間ごとの使用上限」を一時的に取りやめました。あわせて全ユーザーの使用量もリセットされています。ただし、これは「今だけ」の措置で、無制限になったわけではありません。重い作業を試すチャンスであると同時に、戻ったときに慌てないよう、消費の仕組みを押さえておくと安心です。
- Plus / Business / Pro の5時間上限が一時撤廃され、全ユーザーの使用量もリセットされた
- あくまで「一時的」で終了時期は未発表。週次の上限が残る可能性も指摘されている
- max・ultra は消費の増え方が大きいので、回す前に仕組みを知っておくと安心
- Work と Codex は同じ利用プールを共有する(片方使うともう片方が減る)
先に結論
5時間の使用上限が一時的に外れました。でも「今だけ」で、無制限ではありません。
- 5時間の上限が一時的に外れ、全ユーザーの使用量もリセットされた
- あくまで「今だけ」で、終了時期は未発表。完全な無制限ではない
- max・ultra は消費が積み上がりやすいので、回す前に仕組みを知っておくと安心
何が起きた? 5時間の壁が一時的に外れた
OpenAIが2026年7月12日(現地)/ 7月13日(日本時間)に、ChatGPTの5時間ごとの使用上限を一時的に撤廃すると発表しました。
製品責任者の Tibo 氏が X で明らかにしたものです。対象は Plus・Business・Pro。あわせて、全ユーザーの使用量がリセットされました。
背景には、直近48時間で Codex や ChatGPT Work の需要が急増したことがあります。アクティブ利用者は600万人規模とされ、需要の集中に対応する形で、トークン消費を減らす効率化(Sol の改善)も進めているとしています。ただし、その効率化がどれくらい効くかの数値は「後日共有」とされ、現時点では出ていません。
誤解しやすい点:「無制限になった」ではない
一番大事なのは、これは「一時的」な措置だということです。「ずっと使い放題」ではありません。
- 5時間上限は「撤廃された」が、いつ元に戻るかは未発表
- 「完全な無制限」ではないとの指摘もある(週次の上限が残る可能性が報じられている)
「制限がなくなった=ずっと使い放題」と受け取るのは正確ではありません。今の余裕は期間限定と考え、戻ったときに困らない準備をしておくのが安全です。
max と ultra、消費の仕組みをやさしく整理
上限が緩んでいる今こそ、消費が大きい設定の仕組みを知っておきましょう。
| 設定 | 何をする設定か | 消費の傾向 |
|---|---|---|
| max | 1回の応答に最大の推論をかける | 1回が重い |
| ultra | 既定で4エージェントを同時に動かし作業を分担 | 動いたぶん増えやすい |
max は、1回の応答にできるだけ深く考えさせる設定です。GPT-5.6 へのアクセスがあれば、Work / Codex で使えます。
ultra は、既定で 4つのエージェントを同時に走らせて作業を分担させる設定です。手分けして速く進む一方、動いたエージェントのぶんだけ消費が積み上がります。ルート側とサブ側のすべてが消費にカウントされるとされ、総消費は増えやすいと見られています。ただし、公式の固定倍率は公表されていません。
Work と Codex は「同じ財布」を共有する
もう一つ大事なのが、ChatGPT Work と Codex が同一の利用プールを共有している点です。
- Work で使うと、Codex 側の枠も一緒に減る
- 逆も同じで、片方を多く使うと、もう片方に回せる量が減る
「別のツールだから別枠」ではなく、一つの財布を2つの入口で使っているイメージです。ultra で並列に回すときは、この共有を意識すると消費の見通しが立てやすくなります。
ultra が使えるプランは Work と Codex で違う
ultra は、どこで使うかで提供範囲が変わります。
| 使う場所 | ultra が使えるプラン |
|---|---|
| ChatGPT Work | Pro / Enterprise |
| Codex | Plus 以上 |
同じ ultra でも、Work では上位プラン向け、Codex ではより広いプラン向け、と条件が異なります。「自分のプランで ultra が使えるか」は、使う場所ごとに確認しておきましょう。
標準チャットの Sol / Terra / Luna 早見
標準チャットでどの効率化が効くかも、プランと設定で分かれます。
| 条件 | 効くもの |
|---|---|
| Plus 以上で Medium / High を選択 | Sol |
| Extra High / Sol | Pro / Business / Enterprise 限定 |
| Terra / Luna | 標準チャットでは選べない |
Plus 以上なら Medium / High で Sol が効きますが、Extra High や Sol の明示選択は Pro 以上です。Terra / Luna は標準チャットの選択肢には出てこない点も押さえておくと、設定画面で迷いません。
いま何をするといい? 3つの実践
上限が緩んでいる今の期間を、慌てず活かすための3ステップです。
- 今のうちに「重い作業」を試す — 長い資料の整理、コードのまとまった生成、複数ステップの調査など、普段は後回しにしていた作業を試すチャンスです。max で深く考えさせる使い方もいまなら試しやすくなっています。
- ultra を回す前に「消費構造」を知る — ultra は速い反面、消費が積み上がりやすい設定です。Work と Codex が同じプールを共有することも思い出して、こまめに見ながら回すと反動を避けられます。
- 戻ったときに慌てない — 一時撤廃はいつか終わります。普段の上限の感覚(例:Plus / Go は GPT-5.5 Instant で3時間あたり160通など)を先に思い出しておきましょう。
確定・報道・未確定の整理
ここは確定・報道・未確定を分けて見るところです。
この動きをどう見る?(補助)
大事なのは対抗構図そのものより、「今の余裕は一時的」という前提で消費の感覚をつかんでおくことです。
今回の一時撤廃は、需要の急増への対応であると同時に、「制限を緩めて使ってもらう」動きの一つと報じられています。Claude 側で Fable 5 の無料期間が7月20日まで延長されたこととあわせて、各社が制限を緩め合う構図にある、という見方です。ただし、これは報道ベースの見立てです。
- 今のうちに重い作業を試す
- ultra を回す前に消費構造を知る
- 戻ったときの上限を先に思い出しておく
この3つを押さえておけば、期間が終わっても慌てずに済みます。
参考情報
この記事は公式情報と主要報道をもとに整理しています。週次上限の扱いや撤廃の終了時期は報道ベース・未確定の情報を含みます。最終的な提供条件・上限は、必ず公式の最新表示で確認してください。
- OpenAI 製品責任者 Tibo 氏の X 投稿(5時間上限の一時撤廃・使用量リセット)
- ケータイ Watch
- ITmedia
- CNET Japan







