Anthropicが、AIに仕事を任せる「Claude Cowork」を、7月7日からスマホ(iOS / Android)とウェブでも使えるようにしました。従来はデスクトップ限定でした。「スマホのAIが“答える”から“作業する”へ」一歩近づいた、という話です。
- 7月7日にCoworkがスマホ(iOS / Android)+ウェブに対応(従来デスクトップ / web・モバイルはベータ)
- セッションはクラウドで動くので、スマホで頼んで端末を閉じても作業は続く
- 同日、Microsoft 365連携へ書き込み機能を追加(メール・カレンダー・OneDrive / SharePoint)。Teamsは読み取り専用
- ただしベータ。スマホのCoworkは「作業の委任」で、Claude Codeとは別物
先に結論
7月7日、Claude Coworkがスマホとウェブに対応しました。クラウドで動くので、端末を閉じても作業が続きます。
- 7月7日にスマホ(iOS / Android)+ウェブ対応(従来デスクトップ / web・モバイルはベータ)
- クラウドで動くので、スマホで頼んで端末を閉じても続く
- 同じ日にMicrosoft 365連携へ書き込み機能が追加された
- ただしベータで、万能ではない
何が起きた? スマホからも「作業」を頼めるように
Coworkは、チャットで「答えてもらう」のではなく、Claudeに実際の作業を任せるための場所です。その入口が、スマホとウェブに広がりました。
Coworkは、ファイルやツールを操作しながら、複数ステップの作業を最初から最後まで進めます。今回、その場所が web と mobile(iOS / Android)でも提供開始されました(web / mobile はベータ)。
クラウドで動く:端末を閉じても作業が続く
今回のポイントは、Coworkがクラウドで動くようになったことです。スマホで頼めば、端末を閉じても作業は続きます。
セッションはクラウド側で実行され、スマホからタスクを頼むと、端末を閉じても作業が続きます。スケジュールしたタスクは、端末がオフでも実行されます。「頼んで放っておく」ような使い方ができる、ということです。
通勤中にスマホから何を任せられる? 実例3つ
移動中にスマホから「下ごしらえ」を頼んでおく——そんな使い方が具体的にイメージできます。M365連携の書き込み機能がその土台です。
- メールの下書き・整理 — 通勤中に「この件、返信の下書きだけ用意しておいて」と頼んでおく
- カレンダーの調整・会議準備 — 空き時間の確認や予定の調整を下ごしらえしておき、着いたら確認するだけ
- 資料の下書き・要約 — 長い資料の要約や提案書のたたき台を移動中に頼み、戻ったら中身を詰める
Microsoft 365でできること(Teamsは読み取り専用)
7月7日、Microsoft 365連携に書き込みの機能が加わりました。ただしTeamsは読み取り専用のままです。
| できること | 内容 |
|---|---|
| メール | 下書き・送信・整理、メールボックス設定の更新 |
| カレンダー | 予定の管理 |
| OneDrive / SharePoint | ファイルの作成・更新 |
| Teams | 読み取り専用(読み取り・検索のみ) |
できないことの線引き(ここが大事)
便利になった一方で、「スマホで何でもできる」ではありません。誤解しやすい点を整理します。
- Cowork ≠ Claude Code。スマホのCoworkは「作業の委任・エージェント実行」であって、コードをターミナル(CLI)で直接動かすClaude Codeの操作をスマホでやる機能ではありません
- Teamsは読み取り専用のままです(メール・カレンダー・OneDrive / SharePointは書き込み可)
- まだベータです。挙動や対象は変わりえます
利用実態:9割超が「コード以外」の仕事
Anthropicの利用実態データを見ると、Coworkはエンジニア以外の普段の仕事で多く使われています。
| カテゴリ | 割合 |
|---|---|
| 業務プロセス・オペレーション | 33.4% |
| コンテンツ作成・コピーライティング | 16.4% |
| ソフトウェア開発 | 8.7% |
データは 2026年5月11〜31日 に収集され、約120万セッション / 60万組織超が対象です。上位2カテゴリで約半分を占め、90%超がソフトウェア開発以外でした。「コードを書く人のツール」ではなく、誰の職場にもある“作業の周りの作業”を任せる使われ方が中心、という裏付けです。
確定・報道・未確定の整理
ここは確定・報道・未確定を分けて見るところです。
どう見る? 誰が試すと便利(補助)
大事なのは、「スマホでも作業を任せられる」入口が増えたことです。まずは軽いタスクから試すのが向いています。
- スマホから軽い作業を前もって頼んでおきたい人 → 相性がよい
- コードのターミナル操作をスマホでやりたい人 → それはCoworkではなく別物なので期待しすぎない
- 日本での提供や対象プランが気になる人 → 公式の最新表示で確認するのが確実
同じ時期に、Claude Fable 5の無料期間の延長や、ChatGPTの使用上限の一時撤廃といった動きもありました。各社が「まず触ってもらう」方向に動いている中で、スマホから作業を任せる体験が広がった、と位置づけられます。
参考情報
この記事は公式情報をもとに整理しています。対象プランや日本での提供範囲は変動・未確定の情報を含みます。最終的な提供条件は、必ず公式の最新表示で確認してください。
- Claude Cowork リリースノート(support.claude.com)
- Claude Cowork 製品ページ(claude.com/product/cowork)
- 「How people are using Claude Cowork」(claude.com/blog)







